ウィッキペディアには、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のことを『ロンドン交響楽団とならび「女王陛下のオーケストラ」という事でも知られている』『「イギリスの国民的オーケストラ」と呼ばれることもある』などと、英国の権威あるオーケストラであることが記されています。なるほど。

その一方で、この権威あるオケ、とてもロケンローでファンキーな仕事をしていることで知られています。以下、ウィッキペディアからの引用です。

「クラシックだけでなく、映画音楽や「フックト・オン・クラシック」シリーズ、ロックの編曲(フリオ・イグレシアス、ビートルズ、オアシス、ピンク・フロイド、アバ、クイーン、マイク・オールドフィールド、フィル・コリンズ、ビーチボーイズ、ディープ・パープルとの共演など)でも有名」

というわけで、プログレ好きの私的にお勧めの、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による素敵なアルバムをご紹介しましょう。今年出たばかりの新作「Plays Prog Rock Classics」 です。収録曲がまさに王道を行ってます。

1. ELP Suite: Tarkus / From The Beginning / Tarkus (Reprise)
2. Comfortably Numb feat. Ian Bairnson
3. Thick As A Brick feat. Richard Harvey
4. 21st Century Schizoid Man feat. Gavin Harrison and Guthrie Govan
5. Focus II feat. Thijs Van Leer
6. Nights In White Satin feat. Mark Feltham
7. Think Of Me With Kindness feat. Patrick Moraz
8. Roundabout feat. Jimmy Greenspoon
9. Red Barchetta feat. Adrian Smith

単に編曲・演奏をしているだけでなく、テイス・ヴァン・レールやパトリック・モラーツなどのロッカーと共演している点も見逃せません。

その中から私のお気に入りは、5曲目の「Focus II」です。他の曲と比較して原曲に対するオーケストレーションの有り様が圧倒的で完全にハマってます。既存ロック曲アレンジの域を超えて1つの作品の領域に昇華しています。すばらしい!

そして、7曲めのジェントル・ジャイントの曲である「Think Of Me With Kindness」も秀逸です。原曲が、シンプルながらも格調高くクラシカルなメロディラインを奏でているので、こちらも壮大なオーケストレーションがピタリとはまるのでしょうね。

ちなみに、このアルバムの録音のプロセスがYouTubeで紹介されています。打ち込みアレンジ合わせてリズムセクションを最初に録っちゃうんですね。オケはそれに重ねる形で録音しています。

ちなみに、ロイヤル・フィルは、カナダのプログレバンド「RUSH」の曲だけを集めたアルバムも過去に出しています。

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Junichiro Yamasakiの「プログレの名曲の数々が交響曲になってすばらしい作品になっとる!」を@AppleMusicで聴こう。

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