山本一郎氏のブログ記事「メロディが違っていても雰囲気が似ていれば盗作らしい」の世界的大ヒット曲の盗作疑惑についての記事が面白かったので、Spotifyのプレイリストで早速比較してみました。
●ロビン・シック「ブラード・ラインズ~今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪」とマービン・ゲイの場合
どう考えても別の曲に聴こえますが、曲の雰囲気が似ているからアウトなのでしょうか? 大ヒットしちゃって目立ったので有名税的なナニでしょうか? よくわかりません。
ちなみに、ユニバーサルのサイトに以下のような記述があります。
(以下引用)
「ある日、ロビン・シックがファレル・ウィリアムズに「マーヴィン・ゲイの“ガット・トゥ・ギヴ・イット・アップ”みたいなフィーリングの曲を作ってみるのはどうだい?ビデオもチープで、レコード会社をからませないで、お遊び半分なもので良いんだ。オリジナルとヌード・ヴァージョンも撮ろうぜ。」と、提案したことがきっかけだった」
(引用ここまで)
なるほど、まあ、認めちゃってるわけだからしょうがないですか…
●サム・スミス「ステイ・ウィズ・ミー」とトム・ペティの場合
もうひとつの世界的パクリ疑惑。サム・スミス「ステイ・ウィズ・ミー」とトム・ペティの「I Won’t Back Down」です。こちらも、印税の一部を支払ったそうです。
確かに言われてみればメロディが似ているところもあります。トム・ペティのこの曲は、当時収録アルバム「Full Moon Fever」を購入してリアルタイムで聴いていました。ただ、サム・スミス「ステイ・ウィズ・ミー」を聴いたときは、似ているとは思いませんでしたが、こうやって聴いてみると…、どうなんでしょうか、よくわかりません。
パクるつもりはなくても、意識下の引き出しにしまってあるメロディが無意識に出てきちゃって似ている場合もあるわけですし、まあ、大ヒットしなければ、争いになることは少ないと思うので、大ヒットの代償ってことでしょう。