80年代終わりから90年代の半ばまでケルト音楽にはまっていました。今の六本木ヒルズのところに六本木WAVEがあって、ワールドミュージックの棚がとても充実していました。中でもケルト系が充実しており、六本木の制作会社にいた僕はいったい、いくらつぎ込んだか。

最大のお気に入りは、イーリアンパイプス(バグパイプの一種)のDavy Spillaneです。この人は、アイルランドの大スターで、後に、NHK大河ドラマの音楽に参加したり、坂本龍一と共演したことで日本でも名が知られました。「Midnight Walker」は、イーリアンパイプスという楽器の魅力が最大限発揮された曲です。

Allan Stivellは、ケルティックハープの名手です。ただ、この人はアイルランド人ではなくブルターニュ地方のフランス人です。その昔、ローマ人に追われイングランド島に逃げたケルト人ですが、辺境の地アイルランドに渡った人と、ドーバー海峡経由で再度大陸に逃げ戻った人もいたそうです。大陸に戻った人は、現在のブルターニュ地方に住みつき、この地でケルト文化が根付きました。ケルティックハープもその1つです。

1曲だけ変わり種を仕込んでします。3曲目の「A La Orilla De Un Palmar」は、アイルランドが生んだ世界的大スターThe ChieftainsとRy Cooder、Linda Ronstadtという米国西海岸系のアーティストの共演した曲です。牧歌的なメロディが心に染みます。

このアルバムは、聖パトリック大隊(サン・パトリシオス)という米墨戦争で米国と戦ったメキシコ側の部隊を題材にしています。聖パトリック大隊には、メキシコを支持し米国から亡命した多くのアイルランド移民がいました。この曲には、ケルト音楽とメキシコ民謡のフレーバーが同居しています。

The Chieftainsは、世界中のアーティストと共演しているので、このような名曲が生まれるのでしょうね。

その他、Nightnoise、Altan、Dervishなど、ケルト系の一流どころを集めました。お楽しみください。

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Junichiro Yamasakiの「はじめてのケルトミュージック」を@AppleMusicで聴こう。

Spotifyのプレイリストは以下です(Apple Musicと多少選曲が異なります)